--の結果検証。推奨馬は的中したか、単勝回収率はいくらか。

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競馬は儲かるのか — 長期検証の現実

このページは、JRA中央競馬の2024年1月〜2026年6月の全レース(単勝16.7万頭・全券種払戻8,631レース)を使って「どの買い方なら儲かるのか」を検証した記録です。結論を先に書きます: 検証したすべての買い方で、長期の期待値はマイナスでした。最も損の少ない買い方が何かまで含めて、数字をそのまま置いておきます。

単勝 — 固い馬ほど損が少なく、大穴は最悪

オッズ帯ごとに全馬の単勝を100円ずつ買い続けた場合の実測です。

単勝オッズ頭数実際の勝率回収率
〜1.4倍57967.7%87.3%
1.5〜1.92,33745.1%77.5%
2.0〜2.96,21032.9%80.7%
3.0〜4.914,74920.8%80.0%
5.0〜9.925,34611.1%76.1%
10〜2940,5935.1%83.3%
30〜9940,0851.5%75.2%
100倍〜37,0140.3%47.2%

オッズは勝率をほぼ正確に予言しています(市場のキャリブレーション)。その上で本命‐大穴バイアスが実在します: 大本命は控除率(20%)より損が小さく、大穴は買った瞬間に半分を失う水準まで過剰に買われています。「夢の大穴」は統計的に最も高くつく夢です。

複勝 — 壁に最も近づいた買い方(それでも届かない)

単勝オッズ頭数複勝的中率複勝回収率
〜1.4倍43391.9%97.9%
1.5〜1.91,69180.2%89.5%
2.0〜2.94,45067.8%86.9%
3.0〜4.910,51652.5%82.5%
5.0〜9.917,88136.2%78.0%
10〜2928,75220.7%78.7%
30〜9928,6278.4%72.7%
100倍〜26,6062.1%50.7%

全検証を通じて損益分岐(100%)に最も近づいたのは「単勝1.4倍以下の馬の複勝」で97.9%(±2.8、年次でも96〜99%と安定)。控除率の壁の9割を埋めますが、それでも点推定はマイナスです。「最も損しない買い方」は存在しても、「儲かる買い方」はここにもありません。

馬連・馬単・ワイド・三連複・三連単 — 控除の階段が全てを食う

単勝オッズから各組合せの理論確率を構築し(Harville式・Stern減衰の両方で確認)、確率の高い順の帯ごとに全組合せを買い続けた場合の実測です。最も分の良い「人気サイドの組合せ」だけを抜粋します。

券種人気サイド帯の回収率控除率ベースライン大穴サイド帯
馬連82.6%77.5%20〜39%
馬単84.0%75.0%32〜42%
ワイド80.8%77.5%13〜32%
三連複85.8%75.0%12〜41%
三連単78.8%72.5%37〜62%

定番の買い方を全レースで機械的に続けた場合:

戦略回収率
馬連 1-2人気83.2%
ワイド 1-2人気81.1%
馬単 1人気→2人気78.8%
三連複 1-2-3人気78.8%
三連複 1〜5人気ボックス(10点)74.1%
三連単 1→2→3人気71.8%
三連単 1-2-3人気ボックス(6点)67.9%

本命バイアスの追い風は複雑券種にも確かに吹いています(人気サイドはどの券種でもベースラインを5〜11ポイント上回る)。しかし券種が複雑になるほど控除率が上がり(単複20% → 馬連・ワイド22.5% → 馬単・三連複25% → 三連単27.5%)、追い風より向かい風の方が常に強い。上の戦略表の回収率が控除率の階段をそのまま映しているのが見えるはずです。

騎手で買う・馬場を読む — どちらも支えにならない

騎手の腕は実在しますが、オッズに完全に織り込まれています(騎手要因のモデル検証・市場超えなし)。特定騎手の馬券を買い続ける戦略も、人気帯を問わず回収率は市場平均を下回りました。また「当日の馬場傾向を読んでポジションを変える騎手」が実在するかを5.2万騎乗で検証しましたが、集団としても個人としても検出されませんでした — ポジションの価値はほぼ「常に前に出ること」で説明され、それは市場が織り込み済みです。

7ラウンドの研究が示したこと

着順・タイム・ペース・展開・騎手・距離適性・枠と脚質のバイアス履歴 — 過去データから計算できるあらゆる公開情報でモデルを作り、市場(オッズ)と対決させてきました。結果は一貫しています: ファンダメンタルを改善するほど、市場との差分が消えていく。JRAの単勝オッズは、手元のデータから作れる最良の予測モデルとほぼ同じ精度を持ち、その上で約20%を控除します。

未決着の論点は一つだけ残っています: 市場の「反応速度」の歪み(前日→当日朝→確定のオッズ変動に予測力が残るか)。現在データを収集中で、2026年9月頃に結論を出し、このページを更新します。

この数字の使い方

馬券は、期待値で見れば買うほど損が積み上がる娯楽です。このページの数字は「勝ち方のヒント」としてではなく、娯楽費の予算を決める目安として、あるいは競馬との距離を測り直す材料として使ってください。それでも買うなら、損の勾配が最も緩いのは人気サイドの単純な券種で、最も急なのは大穴の複雑な券種です。

検証の手法と定義は分析手法、日々の期待値分析は期待値分析にあります。推奨・注目馬の日々の成績はこのページ上部で追跡しています。データ範囲: 2024-01〜2026-06(単勝は2024年以降16.7万頭、払戻は8,631レース)。最終更新: 2026-07-05。

免責

本ページの分析は統計的情報の提供であり、的中や収益(損失の回避を含む)を保証するものではありません。馬券の購入は20歳以上、自己責任でお願いします。